晴れのちマンガ

中年視点でマンガを語るブログ

落としたのは金の匙?銅の匙?いえ、農業高校マンガ「銀の匙 Silver Spoon」です。

昔に比べて、電車の棚にマンガ雑誌を置いていく人が減ったと思う。

子供の頃は、棚のマンガは、悪の組織の情報伝達の手段だと考えてました。

ちなみに、拾ったことはありません。

どうも、ハレノヒです。

読んでいただき、ありがとうございます。

 

せっかく買ったマンガ雑誌を棚に置いていく人って、よっぽどのお金持ちか、マンガの布教活動をしているかのどっちかですよね。

このブログも、面白いマンガを世に広めるお役に立てれば幸いです。

 

さて、今回取り上げるのは、少年サンデーコミックス

 

銀の匙 Silver Spoon」 荒川 弘

 

になります。

 

 

銀の匙」は、悩める高校生、八軒勇吾君が、農業高校生活を通じて、仲間たちと人生の答えを見つけていくという、農業×青春マンガです。

ダイヤのA」もそうですが、中年になってからというもの、高校生を主人公としたマンガに弱い。とにかく弱い。会社での立場くらい弱いです。

 

そして、ニッチなテーマ×高校青春マンガは全球ドストライクです。 

自分の知らない世界を知り、知識が増えるのが楽しくてしょうがない。

ビバ、ニッチ!

 

このマンガを読む前は、農業に関する知識は、限りなくゼロでした。

農業は牧歌的なものだと思ってました。

もちろん、牧歌的なところもあるのですが、

もっと科学的、経済的、いうなれば、ものすごく現実的であることを知りました。

現実的なのは当たり前なんですが、なんせ身近でないため、農業に幻想抱いてました。

 

また、食べるということも、深く考えさせられました。

普段食べているお肉たちの成り立ちを再認識させられます。

そういう意味では、哲学的、宗教的なマンガでもあります。

思えば、「鋼の錬金術師」もいろいろなテーマの上に成り立ってましたね。

 

深い内容ではあるんですが、見やすい絵柄と明るい演出で、楽しく読ませてくれます。

個人的には、大川先輩が大好きです。

うちもあんなシャチョーがいいです。

 

 

銀の匙」を読んでいると、同じサンデーの

「じゃじゃ馬グルーミン★UP」を思い出します。

つのだ☆ひろみたいです。

 

個人的には、荒川先生が描いている、同じく農業マンガの「百姓貴族」も、かなりオススメです。こちらは、荒川先生の農業体験をもとにしたエッセイマンガ(自伝マンガ)になっています。いずれ語りたいですね。

 

子供の頃は、野菜が嫌いでした。

年とともに、野菜が好きになりました。

代わりに、揚げ物で胸焼けするようになった中年ハレノヒがお送りしました。

最後まで、読んでいただき、ありがとうございます。